北斗の拳主要キャラクター一覧!!あのキャラは北斗!?南斗!?

考察・調査

“一九九X年、世界は核の炎に包まれた”

ここから始まった『北斗の拳』の世界。荒くれものたちが蔓延り、弱者は食われるこの世界で、愛を抱きながら運命に翻弄される男たちがいました。

それぞれが定められた星の下、無情な世界を生きる者たちの物語

あなたは『北斗の拳』に登場する人物をどのくらい知っていますか?

  • 全キャラ把握!!
  • どのキャラも何となく聞いたことある
  • 何、全然知らない。笑

と様々だと思います。この記事では『北斗の拳』に登場するキャラについてみていきたいと思います!!

北斗の拳主要キャラ一覧表』を見ればどんな流派かもわかる!?

それでは調査開始です!!

北斗の拳登場人物紹介!流派もわかる一覧表!

ここでは登場人物を見ていきたいと思います。

【名前】【流派】【宿星】・【備考】
ケンシロウ北斗神拳北斗神拳伝承者
ラオウ北斗神拳北斗の長兄
トキ北斗神拳北斗の次兄
ジャギ北斗神拳北斗の三男
シン南斗弧鷲拳殉星
レイ南斗水鳥拳義星
ユダ南斗紅鶴拳妖星
シュウ南斗白狼拳仁星
サウザー南斗鳳凰拳将星
バット 北斗の軍
リン天帝の血を引く北斗の軍
ユリア南斗聖拳最後の将慈母星 
ヒューイ南斗五車星の一人風の拳
シュレン南斗五車星の一人炎の拳
フドウ南斗五車星の一人鬼の拳
ジュウザ南斗五車星の一人我流の拳
リハク南斗五車星の一人海の男・軍師
トウ リハクの娘
アミバ元南斗聖拳の修練者トキになりすます
リュウガ泰山天狼拳天狼星
ファルコ元斗皇拳の最強の伝承者天帝に仕える帝都の将軍
アイリ レイの実妹
マミヤ ユダに両親を殺される
リュウケン北斗神拳第63代北斗神拳伝承者
コウリュウ北斗神拳リュウケンに伝承者を譲る
オウガイ南斗鳳凰拳先代伝承者サウザーの師父
アインケンカ拳法北斗の軍と共にする
カイオウ北斗琉拳修羅の国第一羅将
ヒョウ北斗琉拳修羅の国第二羅将
ハン北斗琉拳修羅の国第三羅将
シャチ北斗琉拳赤鯱の息子
ジュウケイ北斗琉拳先代の伝承者
サヤカ カイオウ、ラオウ、トキの妹
黒夜叉北斗宗家羅聖殿の番人
赤鯱海賊船の船長かつてはラオウに仕えていた
レイア シャチの恋人
オウカ/シュメ北斗宗家の血を引く姉妹 
黒王号 ラオウの相場

ケンシロウ

『北斗の拳』主人公。北斗神拳の伝承者候補として先代伝承者リュウケンの養子として育てられる。北斗神拳の正統伝承者

第一部ではバット、リンと過酷な旅を共にし、多くの強敵と死闘を繰り広げました。

(感想) ケンシロウほど、壮絶な人生を歩んだ者はいないのではないでしょうか。世紀末という世で友や兄と闘い、そして敗れた者や散っていった者を胸に刻み生きていきます。

すべては“愛ゆえに”定められた運命。そんなケンシロウの歩む道は険しく、読むたびに心を打たれます。

ラオウ

世紀末覇者』ラオウ。北斗の長兄。ラオウもまた北斗神拳伝承者候補の一人でした。

伝承者争いに敗れ、リュウケンはラオウの拳を封じようとしますが、失踪。

ラオウは自身の軍勢『ラオウ軍』を率いて、天を掴むという野望を抱きます。

(感想) 絶対的な権力を持っていてたくさんの部下がいても、それはラオウにとって取るに足らないこと。自身の力のみが全て。

一貫してブレない生き方にラオウの魅力が詰まっているのだと思います

とにかく、カッコいい。言葉は悪いですが、いちいちカッコイイです。笑

トキ

北斗の次兄。ケンシロウの師兄でもあります。トキも伝承者候補でしたが、病により候補から外されました。

優しい心を持つ人格者で、残りの人生は北斗神拳を医療に役立てようとします。

(感想) 誰もが認める北斗の中で最も華麗な技の使い手です。病にかからなければ伝承者になっていたかもしれない人物です。

ケンシロウの優しさとはまた違った優しさを持つトキ。個人的にはラオウとトキの間柄や幼い頃のシーンも好きです。

ジャギ

ジャギも北斗神拳伝承者の一人。四兄弟の三男です。ケンシロウが伝承者になり、襲撃するが失敗。その時に頭部を負傷し、傷を隠すため仮面を被るようになりました。

その後もシンを唆したり、ケンシロウの名を使い暴虐の限りを尽くします。

(感想) 器が大きく筋が通っている男たちが多い中、何とも器の小ささを印象付ける人物でした。

しかし個性は強く、非常にインパクトのあるキャラだと思います。

個人的にはジャギの登場シーン、嫌いじゃないです。笑

シン

南斗六聖拳『殉星』の男。南斗弧鷲拳(なんとこしゅうけん)伝承者です。ケンシロウの胸に七つの傷を刻んだのはシンでした。

またユリアを連れ去り、暴力組織『KING』を統率。自らも『KING』と名乗り、ユリアのためだけの街”サザンクロスを”築き上げました。

(感想) 実は、かなりの実力を持っているシン。掟を破り、北斗神拳を伝承したばかりのケンシロウを一蹴したことも。

また、ユリアへの愛は相当なもので、ラオウからユリアを守るため自ら『ユリア殺し』の悪名を被り、彼もまた乱世の世、愛に生きた男だと言えるのではないでしょうか。

レイ

南斗六聖拳『義星』の男で、南斗水鳥拳(なんとすいちょうけん)の伝承者。ケンシロウに会うまでは妹を連れ去った『胸に七つの傷をもつ男』に対して復讐に燃えます。

しかし、ケンシロウに会っても探していた男とは違うことは直ぐにわかり、ケンシロウと行動を共にします。『義星』の男レイの最期は、命を懸け友情と愛のために闘いました。

(感想) 容姿も技も綺麗で、存在自体が美を意識させられる人物だと思います。最初は怪しげな雰囲気も持ち合わせていましたが、実際は義理堅く心が熱い男でした。

南斗の使い手で、一番長くケンシロウと接していた人物ではないいでしょうか。

ユダ

南斗六聖拳『妖星』の男で、南斗紅鶴拳(なんとこうかくけん)の伝承者。ユダの『妖星』を裏切りの星とも呼ぶ者がいる中、自らを『美と知略の星』と語っています。

異常なナルシストで、華麗な技を操るレイに激しい妬みを持っていました。

(感想) 容姿は“美しい”というより、見るからにナルシストです。(笑) ただとにかく美しいものへの執着がすごい!という印象を受けました。

そして自身がレイによって敗れる時も、レイを心底美しいと思うユダ。彼にとってレイが人生の全てだった、そんなように思います。

シュウ

南斗六聖拳『仁星』の男で、南斗白鷺拳(なんとはくろうけん)の伝承者。変幻自在の足技が主体の技で、奥義には『誘幻掌』などがあり南斗の中では異色の流派。

 “盲目の闘将”と呼ばれ、民衆を救うため『聖帝』を名乗るサウザーに対し、反帝部隊を組織し対抗しています。またケンシロウが幼き頃にケンシロウの可能性を見出していました。

(感想) シュウほどの人格者はいない!というぐらい、尊敬できる人物はそういないのではないでしょうか。

己を犠牲にしてまで、民衆やケンシロウのために『仁星』の宿命に従った男シュウ。皆が宿命に沿った最期だったとしても、特にシュウの最期は辛いものがありました。

サウザー

南斗六聖拳『将性』の男。南斗鳳凰拳(なんとほうおうけん)の伝承者。『将星』は別名『独裁の星』『帝星の星』とも呼ばれ、自らを『聖帝』と名乗り巨大ピラミッド型の『聖帝十字陵』の建設を進めます。

特異体質の持ち主で、ラオウさえもサウザーとの闘いは避けていました。ケンシロウも初戦では惨敗しています。

(感想) サウザーもまた悲しき男だと思います。本来純粋で愛深き性格だったサウザー。しかし伝承者への試練の時、目隠しをして闘い倒した相手が何と師匠でした。

サウザーは知らずとは言え、伝承者になるために愛し尊敬する師匠を自らの手で倒してしまったのです。それが伝承者の宿命とはいえ、愛情深い人間には酷な出来事ですよね。

バット

ケンシロウと共に旅をする少年。リンの村で捕まっていたところケンシロウと出会いました。お調子者な面もありますが心根はやさしく、ケンシロウも弟のように思っています。

青年へと成長すると、『北斗の軍』のリーダーとして活躍。

(感想) お調子者のイメージがありますが、元は孤児で多くの孤児を育てていた老婆の元を自ら口減らしのために出奔するなど、しっかりした(優しき心を持つ)一面も見せていました。

まだ少年なのにケンシロウと旅を続け、過酷な世界を見てきたバット。何の拳も持たないけど彼の心の強さは誰にも負けない!のではないでしょうか。

リン

リンもまたケンシロウと出会い共に旅をします。幼いながらに気丈で心優しい少女。目の前で両親を殺されたショックで声を出せなくなったが、ケンシロウにより回復。

成長するとバットと共に『北斗の軍』で指揮をとり中央帝都の悪政に反旗を翻します。またリンは天帝ルイ双子の妹です。

(感想) リンも最初から最後まで登場する、ある意味主人公的存在だと思います。最初はユリアがヒロインですが、リンが成長してからはリンがヒロイではン的存在になってきました。

ケンシロウが出会った相手の殆どは、敗れ散ってしまいましたが、リンとバットは最初から最後までケンシロウの傍にいた唯一の人物だったのではないでしょうか。

ユリア

ケンシロウの婚約者で、南斗正統血統として『慈母星』の宿命を背負う。南斗六聖拳最後の将です。最初は死んだと思われていたユリアですが、実は南斗五車星の戦士に救われ生きていました。

リョウガで、ジュウザとは腹違いの兄弟です。

(感想) 多くの男たちが美しいユリアに心を動かされます。ユリアを中心に物語が動いていると言っても過言ではないぐらいに、ユリアの存在は大きいものでした。

登場人物たちの愛に対する考え方を語るには、このユリアという存在なくしては語れないと思います。

ヒューイ

南斗五車星の一人で風の男。『風の旅団』を率いる『風の拳』の使い手です。通称『風のヒューイ』。

ラオウの覇道を止めるため、『風の旅団』を率いて拳王軍と闘いました。

しかし、ラオウの一撃で敗れてしまいます。

(感想) ヒューイの登場シーンは多くはありません。ページにしたら数ページです。しかし、数多くの兵を連れて、颯爽と登場したヒューイは何とも勇ましく見えました。慕われている証拠だと思います。

ただ、あまりにも短すぎて、もっと活躍する姿が見たかったといいうのが本音です。

シュレン

南斗五車星の一人で炎の男。『朱の軍団』を率いる『炎の拳』の使い手。『炎の拳士』、ヒューイの兄星です。ヒューイの仇討ちとして『朱の軍団』を率いてラオウ軍と闘いました。

ラオウに足を折られ、最後は自ら全身を火に包みラオウに接近します。しかし首の骨を折られ、そのまま燃え尽きてしまいました。

(感想) 火(燐)を使うなど、『北斗の拳』に出てきた男の中では珍しいタイプなのではないかと思います。

『五車炎情拳』というカッコイイ技もあるのですが、ヒューイと同じで短い登場でした。

炎もそうですが、ヒューイの死に涙するなど、最後まで熱い男だったなという印象です。

フドウ

南斗五車星の一人で山の男。『若草色の軍団』を部下としている。『鬼の拳』を持つ。山のような大男で、かつては『悪鬼のフドウ』と呼ばれ、ラオウですらフドウには恐怖を覚え一歩も動けないほどでした。

しかし、幼かった頃のユリアに命の儚さを教えられ、心優しき男へと変わっていきます。

(感想) 過去のフドウを見ると、凶暴・恐ろしいなど怖いイメージしかありませんでしたが、心を入れ替えてからは、文句のつけようのない善人に。

その善人になったフドウが再び闘う姿は、昔にはない背負う者の強さが非常によく表れていて、闘った相手のラオウにさえも”悲しみを知らぬ男に勝利はない”と訴える姿がとても印象的でした。

ジュウザ

南斗五車星の一人で雲の男。『我流の拳』の使い手。ユリアの異母兄です。五車星最強の実力を持っていますが、ユリアが腹違いの妹だということにショックを受け、すべてを捨てて無頼の生活に。

ラオウとの闘いでは、一度目はラオウを足止るため黒王号を奪い、二度目の闘いでは命をかけラオウと闘い敗れてしましいます。

(感想) 流れる雲のように自由を好み生きていたジュウザですが、ユリアが南斗六聖拳最後の将だとわかると、命をかけラオウと闘いました。

ジュウザはラオウに敗れた時も、自分の意思で死んでいきます。最後まで『雲のジュウザ』を貫き通した姿はとてもカッコよく、強く印象に残った方も多いのではないでしょうか。

リハク

南斗五車星の一星、『』の男。『海の兵団』を率いる五車星の軍師。トウの父親です。

従者としてユリアの傍で仕えました。

ラオウの死後、天帝編ではバットやリンと共に”北斗の軍”の参謀として活躍します。

(感想) リハクがラオウを足止めするのですが、ケンシロウが現れラオウと闘いました。しかしリハクがケンシロウの強さを見誤っていて、最後の仕掛けが発動してしまします。

この時もし、リハクの仕掛けがなかったら・・・とふと個人的には思ってしまいました。

ここでラオウとケンシロウの勝負はついたのかもしれません。けれど、後の名シーンを思うと、これはこれで良かったのかなとも思いました。

トウ

南斗五車星の一星の一人、海のリハクの娘。南斗五車星の一人ではないが、リハクと共にユリアの側にいました。

幼い頃からラオウに恋心を抱いていて、ユリアの影武者としてラオウと対峙した時に思いを伝えます。しかし、ラオウにその思いは届かず。最後は自害してしまいました。

(感想) 個人的にラオウに対して恋心を抱いてしまう気持ちがわからなくもないので(笑)、この場面には切ないものがありました。

ところでトウに思いを告げられた時、まさかの告白にラオウは本当にセリフに書かれたことだけを思ったのでしょうか? 非常に気になるところです。笑

アミバ

元南斗聖拳の修練者。そしてどんな拳法でも使いこなす自称『天才』。トキに顔を打たれ、復讐としてトキになりすまし、悪事を行います。

しかしトキになりすましていたアミバですが、当然北斗神拳を取得など出来ず、結局中途半端なアミバはケンシロウに勝つことは出来ず、ビルから転落し死亡しました。

(感想) レイに「お前の顔と一緒でひとつにおちつかん」と言われるアミバ。このセリフでアミバが中途半端な人物だということが想像できます。

しかし本人は自称『天才』なので、どの拳法も完璧に取得してきたつもりだったのでしょう。それにしても、顔まで変えてしまうとは以外にも本格的だなと思いました。(笑)

リュウガ

ユリアの実兄で、ジュウザとは異母兄弟。『泰山天狼拳』の使い手。リュウガは孤高の星『天狼星』を宿しています。

リュウガはラオウとケンシロウのどちらが時代に必要なのかと、自らの目で確かめるためにケンシロウと闘いました。

(感想) そのために罪もない人々やトキを殺します。しかし、リュウガは最初から自分の腹を切り、あえて魔狼となり自らの使命を果たしました。

今までの宿命を持った男たちとはまた違った宿命を持ったリュウガ。命を懸けずに全うすることが困難なだけに、何とも切ない役柄だなと思いました。

ファルコ

元斗皇拳の最強の伝承者。天帝に使える帝都の将軍で『金色のファルコ』の異名を持ちます。

ジャコウが天帝ルイを人質に取り、ファルコに北斗の軍に参加したケンシロウと対決させました。

ラオウが軍を率いて天帝の村へ侵攻した時には、”闘ってラオウを倒すことも可能だが、自分も死んでしまい、その後ラオウ軍によって村人が殺されるだろう”と、自ら右足を切断しラオウに差し出したことで攻撃を未然に防ぐことが出来ました。

(感想) 基本『北斗の拳』に登場する人物は、”男の中の男”というイメージがありますが、その中でもファルコは上位にくるのではないでしょうか。

勝てる可能性もあるのに、その後を考え自分の足を差し出し、最期はリンを救うため負傷した体で一人修羅の国へ。最期もただ死を待つだけでなく闘って迎えます。

そして何よりも、最後の顔が一番穏やかだったのがとても印象に残りました。

アイリ

レイの実妹。結婚式直前にジャキによって誘拐されてしまいました。その後は奴隷として酷い目に遭い、生きることに絶望して自ら目に薬を浴びてしまいます。

その後レイと再会。視力もケンシロウが秘孔を突き回復しました。

(感想) 個人的な感想ですが、アイリは本当に”白が似合う!!”という印象で、レイがアイリのケープをもっていたせいか、登場した時からウエディングドレスと言えばアイリ!!というイメージになってしまいました。(笑)

レイとアイリは『北斗の拳』の中でも上位にくる美男美女の兄妹だと思います。

マミヤ

ユリアに似て美しく、レイが愛した女性。二十歳の誕生日にユダに両親を殺され拉致されてしまいます。脱出して命からがら村に戻った後は、戦士として村を守り続けました。

死兆星を見たマミヤ。再びユダに連れていかれたが、レイがユダを倒しマミヤの死兆星を消し去ることが出来ました。

(感想) 気が強いように見えて、とても健気なマミヤ。相手の事を思って行動する姿が印象的でした。しかし、ちょっと早とちりというか、そんなことしたらかえって…と思うようなことも。(苦笑)

辛い環境の中、懸命に生き抜くマミヤに注目です。

リュウケン

第63代北斗神拳伝承者。ラオウ、トキ、ジャキ、ケンシロウの師父となります。

ケンシロウが伝承者となった時、北斗神拳は一子相伝のためラオウの拳を封じようとしたが病から発作を起こし、返り討ちに遭い最期を遂げました。

(感想) リュウケンは、ラオウに殺されてしまったので過去の様子が描かれています。歳を取ったリュウケンとラオウやトキが子供の頃のリュウケンは雰囲気が若干違うな~という印象を受けました。

歳を取ったリュウケンは少し優しそうな雰囲気も感じますが、若い時の貫録はさすが北斗神拳伝承者と言ったところでしょうか。

コウリュウ

リュウケン以上の腕を持っていたが、北斗神拳が一子相伝のため自ら拳を封じ、伝承者の座をリュウケンに譲りました。

ラオウはケンシロウとの闘いで負った傷の回復具合をコウリュウで試そうとします。コウリュウもラオウの拳を封じようとしますが、ラオウの強さには敵わず死んでしまいました。

(感想) コウリュウは山で静かに暮らしていました。個人的には伝承者を譲り、拳を封じれたコウリュウの意思が凄いなと思います。まるでトキのようだなと。

ひょっとしたら伝承者を譲る者は、伝承者以上の力量がなければいけないのかもしれませんね。

オウガイ

南斗鳳凰拳先代伝承者。サウザーの師父です。厳しくも愛情を持ち、サウザーを育てたオウガイでしたが、伝承者の試練でサウザーは心を歪ませてしまいます。

南斗鳳凰拳は一子相伝のため、伝承者が新たな伝承者に倒されていくのも宿命と、何も知らずに闘わされたサウザーの手で命を落としました。

(感想) オウガイは師でありながら、サウザーに対して心から優しい顔を向けていました。多分この作品に登場するどの師よりも優しかったのではないでしょうか。

北斗神拳伝承者とは違って、前の伝承者を倒さなければいけないというのは、何とも酷な話しですね。

アイン

賞金稼ぎだったが『北斗の軍』と共に天帝に対して闘いを始めます。自己流のケンカ拳法

愛娘・アスカを溺愛。バットとは熱い友情を持つ。

最期は自身の拳に命をかけルートを開きルイたちを脱出させますが、それにより亡くなってしまいます。

(感想) アインの『これのためだ!!』と小指を立てるのがけっこう好きです。(笑) これ→女かと思いきや、娘のアスカのこと。

大男が小さな女の子を肩に乗せている姿は、『北斗の拳』の世界の中でとても微笑ましいものでした。

カイオウ

修羅の国第一の羅将。ラオウ、トキ、サヤカの実兄です。『北斗の星屑』と言われ、本家を立てるように言われたり、母の死の経緯を知り宗家に母を奪われたと、北斗宗家と北斗神拳の血を恨んでいます。北斗琉拳

最後はケンシロウと闘い、自身にも北斗宗家の血が流れていることがわかるが、ケンシロウに敗れ、駆け付けたヒョウと共に溶岩で最期を遂げました。

(感想) 最初は、カイオウは一番『悪』に近い人物だと思っていました。けれど何回も読み返していくと、表裏一体じゃないですが、ひょっとしたら彼が一番『愛』にこだわった人物だったのでは?と思うように。

優しい人間だったからこそ、誰よりも敏感でこだわったからこそ、歪んでしまい最悪の『悪』になったのかも…とふと思いました。

ヒョウ

修羅の国第二の羅将で、ケンシロウ実兄です。北斗宗家の嫡男。北斗宗家やケンシロウの記憶を封じられていました。優しい心を持っているが、ケンシロウに恋人サヤカを殺されたと思い込み、ケンシロウを憎み闘います。ヒョウも北斗琉拳です。

ケンシロウとの闘いの中で記憶を取り戻しましたが、すべてが手遅れだと悟り、死ぬ気で闘いました。その後もリンを守るためにカイオウの配下と闘い、最後はカイオウの腕の中で死んでいきます。

(感想) ヒョウもまた悲しい人生だったのだはないかと思います。この『北斗の拳』に登場する男たち中でも、自分の意思を強調してこない人生だったように感じます。

幼い頃は、カイオウ程の実力はないのに立たされ、記憶を奪われたり、魔闘気にのまれたり、そしてまた記憶を戻されたりと、優しい男なだけに切ない思いが多かったのではないでしょうか。

ハン

修羅の国第三の羅将。ケンシロウが修羅の国で一番最初に闘った羅将です。北斗琉拳の使い手。自分の命を狙っている者たちを従わせ、それを楽しんでいるような節も。

リンを追ってきたケンシロウと闘うも、最後は視神経を封じられ勝つことが出来ず。最後に『ラオウでなければ羅将ヒョウは倒せぬ』”帰れと言い瓦礫と共に消えていきました。

(感想) 凄く強い!というイメージはないですが、これまでの男たちとは違ったカッコよさがあると思いました。まず、雰囲気が違います(笑) 何と言うんでしょう、イタリアの陽気な雰囲気を感じました。

そして、ガッツいていない感じがまたダンディに感じます。ただ、回想シーンでも登場することもなくケンシロウと闘って終わりだったので、もうちょっと知りたかったなと思いました。

シャチ

赤鯱の息子北斗琉拳の使い手です。元々修羅の国の者ではないが、ジュウケイから拳を教わりました。レイラという恋人がいます。

ケンシロウとヒョウの闘いを止めにはいるが、ケンシロウの決心に見届けることを決意します。しかし、シャチの行動がカイオウの怒りに触れ、カイオウとの闘いで敗れ命を落としました。

(感想) シャチの行動も切ないものがありました。恋人のために国に残り、恋人のために北斗琉拳を学び、そして恋人を守って死んでいきました。シャチもまた『愛』に生きた人物だと言えるでしょう。

シャチの印象でもう一つ思ったことは、最後まで身体がボロボロというイメージです。トキとは違って、目を繰り出したり最後は手足がちぎれてしまったりと、見た目からして痛々しい印象でした。

ジュウケイ

北斗琉拳の大老と呼ばれる先代の伝承者。カイオウ、ヒョウ、ハン、シャチに北斗琉拳を伝えた師。また、ラオウとトキとケンシロウを北斗神拳のリュウケンのもとに送った人物です。

ラオウではなくケンシロウが来たことを知ったジュウケイは、ヒョウの記憶を復元しようとします。命を懸けてヒョウに最後の秘孔を突くも、すでにカイオウに復元破功に細工をされていて、失敗に終わり死亡しました。

(感想) もしもの話ですが、もしジュウケイがカイオウたちに北斗琉拳を教えなかったら、どうなっていたのでしょう。そしてもしラオウたちじゃなくてカイオウがリュウケンの元へといっていたら…

そう考えるとドキドキしてきます。(笑) カイオウとラオウは兄弟。やはり互いに違う方向へと歩んだとしても同じようなことになるのでしょうか。すごく気になるところです。

サヤカ

カイオウの。ラオウ、トキの??でヒョウの恋人。カイオウはサヤカを殺し、それをケンシロウが殺したとヒョウに思い込ませます。それによりヒョウを魔界に入らせヒョウの体からは魔闘気が流れました。

鏡の前で身だしなみを整え、ヒョウが来るのを楽しみに待っていたのに、ヒョウが訪れる直前で実兄カイオウに殺さてしまいます

(感想) 恋人に会う直前で、実の兄に殺されてしまうというかなり悲惨な人物です。カイオウに妹と言われても違和感はないですが、ラオウはカイオウと兄弟。ということは、サヤカとも兄妹です。

何だかラオウに妹、姉ってピンときませんね。(笑)忘れがちですが、トキも兄弟です。

黒夜叉

ケンシロウの永遠の従者として仕えることを命じられた者。北斗琉拳のジュウケイをも凌ぐ拳を持つと言われています。

魔界入りした北斗宗家の血を断つのが役目で、魔界に落ちたヒョウを倒そうとするも左腕を失ってしまいます。最後は記憶を取り戻したヒョウと共にカイオウの部隊と闘い、死んでいきました。

(感想) 個人的に好きなキャラです。”ジュウケイをも凌ぐ拳”を持ちながらケンシロウの従者として仕えているところが、使命感があってカッコいいと思いました。

陰ながら強い!!って憧れませんか!?

赤鯱

シャチの父親で海賊船の船長。かつてはラオウに仕えていたことがあります。新天地を求め修羅の国へ攻め入るが、15歳足らずの修羅に敗北し右眼、右手、左足を失い、息子シャチとも生き別れてしまいました。

ケンシロウやシャチの危機に現れ、カイオウに硫酸を浴びせ窮地を救いますが、モリをカイオウに投げ込もうとした直後、カイオウの放ったボウガンが赤鯱も胸を貫き死亡。

(感想) 気持ちがいい親父さん!!という印象です。海賊の男というのも『拳法』を使う『北斗の拳』の中では新鮮でした。

また、『修羅の国』に渡る時に新しいイメージで見ることが出来たのもこの海賊船の影響もあるのかなと思いました。

レイア

シャチの恋人で、タオの実姉。密かに地下で私塾を開き、修羅の修練所に連れて行かれる前の子供たちに愛についてや、闘いの虚しさなどを伝え続けます。

シャチが自分を守るために死んでいったことで、”今こそ胸を張って愛を語っていく”と誓いました。

(感想) 見た瞬間、シャチとお似合いなカップルだなと思いました。レイアだけではなく『北斗の拳』に登場するカップルは皆お似合いです。

武論尊先生や、原哲夫先生はその辺を意識して書かれているのでしょうか、非常に気になるところです。(笑)

オウカ/シュメ

北斗宗家も血を引く姉妹で、姉のオウカはカイオウ、ラオウ、トキ、サヤカの遠い先祖。

妹のシュメはケンシロウ、ヒョウの遠い先祖にあたります。

オウカがリュウオウ、シュメはシュケンを産みました。

宗家の跡継ぎとして一人を殺すと言われ、シュメはオウカの子リュウオウを狼に食い殺させようとします。シュメが不治の病にかかっていることを知ったオウカは、シュメの子シュケンに伝承者とするため崖から身を投げ、命を絶ちました。

(感想) こうしてご先祖様の話が登場するのも、『北斗の拳』の面白いところだなと思います。それだけ『北斗神拳』は歴史と奥が深いということですね。

黒王号

ラオウの相場。漆黒の毛で足跡が象かと思うほどの大きな体躯。忠誠心が厚く、ラオウがケンシロウとの闘いで痛み分けになると、去って行く部下たちとは違いラオウに寄り添う姿が見られました。

黒王号が背を許したのは、ラオウジュウザケンシロウショウザ(ジュウザの息子)、バットヒョウリュウ。一緒に乗ったのはユリア、アスカ、リン、ヒョウ。

(感想) ラオウが大好きな私は黒王号も大好きです。『北斗の拳』の究極版では、ユリアが死に闘うことをしなくなったケンシロウを奮い立たせたり、一緒に涙したりと読んでいる私が涙なしでは見られません。(笑)

ラオウがケンシロウと対決して勝負がつかなかった時、ラオウの部下は真っ先に去っていきましたが、黒王だけはラオウの側を離れませんでした。

雲のジュウザの息子を乗せ闘いの場にも行きました。黒王もまた立派な戦士なのです。


この後もケンシロウの旅は続きます!! また別の記事でみていきたいと思います。

※また、全てのキャラではありません。原作を参考にしました。

【まとめ】

熱い男しかいないと言っても過言ではない『北斗の拳』。

読めば読むほど深みにハマります。笑 また読む年代によって登場人物の捉え方が変わってくるのも、『北斗の拳』の面白さではないでしょうか。

物語はもちろんのこと、画力が凄まじく、読む我々の心を捉えて離しません。笑

こんなに迫力があり、熱い画はそうないでしょう。

この記事で紹介した登場人物以外にもたくさんのキャラが登場するんですよ。随時追っていきたいと思います!!

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