どのキャラも個性的で、登場人物すべてが主役級の存在感を放つ『北斗の拳』。
その中でもやはり、”脇役的キャラ”の存在は外すことが出来ません。いや、むしろ、脇役と言っては彼らに失礼かもしれませんね。(笑)
少なくても物語に大きな影響を与えたことは間違いないでしょう。彼らのいない『北斗の拳』は想像がつかないからです。
ここではそんな名物キャラに注目していきたいと思います!!
脇役キャラ一覧表!!
主要キャラ以外の一覧表です。
『1話~37話』
・KING編
・ゴッドランド編
・ジャッカル編
・牙一族編
・その他
【名前】 | 【所属】 | 【初登場】 |
ジード | Z(ジード)の首領 | 第1話 |
スペード | KING | 第2話 |
ダイヤ | KING | 第4話 |
クラブ | KING | 第5話 |
ハート | KING | 第6,7話 |
暴れる大男 | ただ飯を食べようとする | 第11話 |
少佐 | ゴッドランド | 第11,12話 |
マッド軍曹 | ゴッドランド | 第13,14話 |
大佐 | ゴッドランド | 第15,16話 |
ジャッカル | 野盗集団 | 第17~25話 |
元ボクサー | ジャッカルの部下 | 第20話 |
フォックス | ジャッカルの部下 | 第21,22話 |
ホーク | ジャッカルの部下 | 第23話 |
トヨ | バットの育ての母 | 第18~20話 |
タキ | トヨに育てられる | 第17,18話 |
デビルリバース | ビレニィプリズン囚人 | 第24,25話 |
牙族長 | 牙一族 | 第30~37話 |
ケマダ(名前はアニメ) | 牙一族 | 第28話 |
マダラ | 牙一族 | 第32,33話 |
ゴジバ(名前はアニメ) | 牙一族 | 第34話 |
コウ | マミアの弟 | 第28話 |
『38話~97話』
・ジャギ編
・アミバ編
・拳王軍編
・ユダ編
・サウザー編
・カサンドラ編
・その他
【名前】 | 【所属】 | 【初登場】 |
のこぎりを引かせる男 | ジャギの部下 | 第39話 |
あにきと呼ばれる男 | ジャギの部下 | 第40話 |
アコ/アキ | 少年の兄弟 | 第40,41話 |
ゲルツ(名前はアニメ) | アミバに秘孔を突かれた男 | 第45話 |
元ヘビー級チャンプ | アミバの秘孔の実験体 | 第46話 |
ハブ | アミバの副官 | 第46~48話 |
ギュウキ | アミバの部下 | 第46,47話 |
ザコル(名前はアニメ) | 処刑部隊 | 第52話 |
ウイグル獄長 | 最53~59話 | |
ライガ/フウガ | カサンドラの門番 | 第54~58話 |
ザルカ | 拳王親衛隊 | 第58~60話 |
カシム | 拳王親衛隊 | 第58~60話 |
シーカー | 拳王偵察隊 | 第62話 |
でかいババア | ラオウの部下 | 第64話 |
ガロン | ラオウの部下 | 第63~65話 |
鋼棍を使う男 | ラオウの部下 | 第68話 |
狗法眼ガルフ | 元?ラオウの部下 | 第73~75話 |
ダガール | ユダの副官 | 第77,78話 |
スキンヘッドの男 | ユダの部下 | 第77話 |
コマク | ユダの腹心 | 第78,81話 |
ブル | サウザーの部下、聖帝軍の隊長 | 第83話 |
火炎放射器を持った男 | サウザーの部下 | 第86話 |
べジ/ギジ(名前はアニメ) | サウザーの部下 | 第87話 |
ベルガ | 聖帝正規軍の指揮官 | 第85話 |
スキンヘッドの大男 | 聖帝軍 | 第91話 |
シバ | シュウの息子 | 第88話 |
(漫画『北斗の拳』究極版 修羅の国編まで)参考
敵や中間と、『北斗の拳』には実にたくさんのキャラが登場していることがわかりました。
しかもこれらが全てではありません!
まだまだ名もない者や、一瞬登場したキャラなどを入れれば数え切れず! (笑)しかもどのキャラも一度読めば忘れられない程の衝撃があり、より一層『北斗の拳』の世界へと引き込まれてしまいます。
次の項目では、もうちょっと詳しくみていきましょう!!
脇役キャラから雑魚キャラまで調査&考察!!
あのキャラはどんな場面でどんな登場の仕方をしたのか!? 詳しく見ていきたいと思います。
《KING編》
【Z(ジード)】
バイクに乗り略奪や殺戮を重ねる野盗集団『Z』のリーダー。モヒカン頭に『Z』の刺青と数字が特徴です。
個人的に思ったのですが、『北斗の拳』の敵キャラと言えば、この『Z』の集団が世間的には定着しているような気がします。
この”モヒカン”と”バイク”は『北斗の拳』に登場する野盗集団の象徴と言ってもいいのではないでしょうか。(笑)
《KING》
トランプのマークが特徴のKING。シンが作った軍団で、関東一円を制圧する凶暴な組織集団。
【スペード】
額の右側に『♤のK』が特徴。スペードが、種もみを村に届けようとした老人の足をボウガンで貫き、いたぶっているところにケンシロウが現れました。
スペードはケンシロウに向かってボウガンを撃つが、『北斗神拳 二指真空把』で跳ね返されて右目を潰されてしまいます。
その場は逃げたスペードは今度は村を襲い、老人の胸に槍を刺しました。怒ったケンシロウに『北斗残悔拳』でやられ、3秒後に上半身は真っ二つになり死亡。
ちなみに最初はボウガンを持っていたスペード、ケンシロウと再戦した時は、両手に斧を持っていました。
(感想) 最初見た時は、モヒカンの敵キャラからモヒカンではないキャラが登場したので、特別な感じがして、このキャラ強い!?感がありました。(笑)
【ダイヤ】
額の左側に『♢のK』が特徴で、目と口に吊り上がったメイクをしている。ケンシロウを呼び寄せるために人々を処刑します。ケンシロウと対峙しますが、ケンシロウの『交首破顔拳』で顔が裂けあっさりと敗れました。
(感想) メイクが特徴的で、第一印象は”ヘヴィメタ”でした。どこかで見たことがあるような・・・気がしてしまいます。(笑)
【クラブ】
額の左側に『♧のK』が特徴。長身(細長い)で、巨大な爪を付けています。自分を触ったら町から出してやると言いながら、触っても触らなくても人々を殺しまくるクラブ。ケンシロウには『経絡秘孔のひとつ命門』を突かれ、背骨を折れて死亡しました。
(感想) 巨大で長い爪刀を装着しているのですが、何やるにも絶対不便でしょ、というのが第一印象です。持つと装着では便利さが断然違うのでは?と思いました。
【ハート】
額の左側に『♡のK』が特徴。極端な肥満体で普段は穏やかそうに見えて、血を見ると正気を失い殺人鬼に。
暴れるハートを気絶させるために部下たちが一斉に棍棒を投げハートに刺すも、刺さった棍棒を跳ね返し周囲の者を皆殺しに。その体は外部からの衝撃を柔らかく包み込んでしまうのです。
シンを前にしてケンシロウと闘います。ケンシロウの『北斗柔破斬』で内部から破裂し敗れました。この時にあの有名な言葉『ひでぶっ!!』が生まれました。
(感想) このキャラは印象に残っている方、多いのではないでしょうか。『ひでぶっ』もそうですが、普段は民に優しかったり丁寧な物言いだったりするのに、”血を見ると激変”。
超絶自分勝手な気もしますが、キャラとしてはとても濃い存在だと思います。
《ゴッドランド(GOLAN)》
自分たちだけが神から選ばれた人間だと信じてい集団で、選ばれた人間だけの国『ゴッドランド』を作ろうとしていました。
冷酷な殺人戦闘員としての特殊能力を持ち、また女をさらい優秀な子孫を残そうとします。
【暴れる大男】
オアシスがある街でバットがご飯を調達しようとすると、店から人が吹っ飛んできました。
中に入って見ると、一人の大男が”ただ飯を食わせろ”と言っています。
バットは店主に”やっつけたら食料2日分”と交渉し、1日半分で手を打ちケンシロウに闘わせました。ケンシロウは『北斗鋼筋分断脚』で、大男の大半の筋力をなくしました。
ちなみにこの大男は”まともに働くだけの筋力”しか残されていないようです。
(感想) この大男、野盗軍団というわけではなさそうですが、個人的にはとてもインパクトがありました。何せ、車を片手で上からグシャリと潰してしまうほどなんですよ。
ケンシロウには敵わなくても、野盗どもは簡単に倒せるのではないでしょうか。
【少佐】
ピアノ線のようなもので相手の首や体に絡めて切断してしまう。優秀な子孫を残すため女たちをさらう少佐。その中にはケンシロウを追いかけてきたリンの姿もありました。
ケンシロウはリンを助けに行きます。少佐はケンシロウに”経絡秘孔から全身の機能を狂わせ自在に操れる”ようにされ、持っていた線を首に巻かれ秘孔の一つ、『明見』を突かれて
自らの凶器で首を切断し死亡しました。
(感想) これまで登場した野盗集団とは違って、身なりも行動もキチンとしていてそんなに非道には見えませんでした。しかし、顔は悪顔で(笑)使う武器もピアノ線のようなもので、非道極まりないっ(笑)
【マッド軍曹】
兵士の統率と育成を担当しています。現れたケンシロウに特殊工作隊で使うニードルナイフをケンシロウに投げ、全身の血を噴出させようとしますが、ケンシロウには通用せず。
ナイフでケンシロウに向かっていくも、簡単に避けられ秘孔を突かれてしまいます。すると、軍曹は後ろに進んで行き頭が水槽の中へ。
ケンシロウに大佐の居所を聞かれ答えますが、またしてもケンシロウに向かっていきます。しかし殺されていることに気が付かず、すでに腹に大きな穴が開いていて殺されていました。
(感想) ゴリゴリの鬼教官というイメージ。(笑) 世が世だったら頼もしい上官だったのかな?
【大佐】
ゴッドランドの総師で、また南斗聖拳の一派、南斗無音拳の達人。元レッドベレーの指揮官で忠誠心の高い軍人であったが、政治家や大企業家に幻滅し、ゴッドランドを作る思想に行き着きました。
少佐は大佐のことを”倒せない”と言います。『大佐は超能力者』だと。その通りなのか、ケンシロウは動きを読まれ攻撃されてしまいます。しかしケンシロウが気配を消せば動きを読むことは出来ず。
ケンシロウに攻撃された時、リンが現れました。大佐はリン目掛けて槍を投げますがケンシロウが阻止し、一本はケンシロウの腕に刺さりました。
大佐はトドメを刺そうとしますが、突然目が見えなくなってしまいます。すでにケンシロウに瞳明を突かれていました。最後は『北斗壊骨拳』でトドメを刺され死亡します。
(感想) 個人的に大佐の登場シーンで一番印象深かったのは、闘いではなく政治家や起業家などにバカにされ幻滅するシーンでした。
少なくとも、それまでは国家に忠誠心を持って命をかけてやってきたのに現実を目の当たりにした大佐の気持ちがわからなくもないからです。
《ジャッカル編》
バッドの育ての母が登場。水を求める野盗とケンシロウたちとの闘い。
【ジャッカル】
野盗軍団の首領。タキがバットとケンシロウの前に現れた時に、密かに聞き耳を立て水の話を知ります。そしてケンシロウが去ってから村を奪おうとしましたが、トヨの撃った銃声でケンシロウが戻ってきました。
闘う気のないジャッカルは、子供たちの背中にダイナマイトを入れその場を立ち去ります。
ケンシロウに追われる羽目となったジャッカルは切り札として、ビレニィプリズンに収監されているデビルリバースを手名付けました。
デビルはケンシロウに倒されます。するとデビルはジャッカルを握りしめ離しません。
最後はケンシロウにダイナマイトを置かれ、デビルと共に爆破してしまいました。
(感想) すっごく器の小さな男だなという印象です。けれどあまりにも予想出来るような行動をとるので、デビルリバースを手名付けた時には、よくやるな~と思いました。
【フォックス】
ジャッカルが率いる集団の最高幹部。『跳刀地背拳』を使う。ジャッカルの右腕と言われていたが、ジャッカル本人は、自分の右手を指して”ここにあると”と言います。
フォックスが食料調達に出たところをケンシロウと会い闘いに。勝手に口を割ってしまう秘孔を突かれジャッカルの行き先を言ってケンシロウに蹴り殺されました。
(感想) フォックスの印象というより、フォックスと闘った時のケンシロウがとても気になりました。フォックスが飛び上がった後、ケンシロウは地面に寝そべって足でフォックスの背中をドンドンと蹴り?ます。
そのためにフォックスが飛び上がった時、ケンシロウはわざわざ地面に寝そべったのでしょうか。それを想像すると、見てはイケない裏側のような?気がしました。(笑)
【元ボクサー】
ジャッカルの部下の一人で、銃声を聞いて戻ってきたケンシロウに闘いを挑みます。
しかし、『北斗断骨筋』で腕の骨、顔の骨がバキバキになって敗れました。
(感想) 何だか自分の強さを勘違いしている感じが少し痛かったです。
【デビルリバース】
過去700人を殺し、死刑執行されること13回。電気椅子も絞首台も無用、最終判決懲役200年。『悪魔の化身』とも呼ばれています。
信じられないほどの大きな身体で、ビレニィプリズンの地下に繋がれていました。五千年の歴史を持つ古代インドの殺人拳『羅漢仁王拳』の使い手。
兄だと名乗るジャッカル(兄ではない)に騙され、ケンシロウと闘うことに。最後はケンシロウの『北斗七死星天』で倒されます。
(感想) 凄く大きいです。こういう現実離れした大きさにワクワクした方いるのではないでしょうか。私がそうです。(笑)
ここまで大きいと、どんな生活をしてきたのが非常に気になってしまいます。
【ホーク】
ジャッカルの部下。ジャッカルがケンシロウに追い込まれ、助かるためにジャッカルの首を取ってケンシロウに差し出そうとします。
しかし、ジャッカルに「腰抜けが~!!」と言われながら首を切断され、他の仲間たち共々ダイナマイトで吹き飛ばされてしまいました。
(感想) 最後まで忠実な部下もいれば、助かりたいがために簡単に裏切る部下もいるもんですね。
【トヨ】
慈愛に満ちた老女。身寄りのいない子供たちの面倒を見ています。バットもトヨに育てられます。井戸が枯れても水脈があることを信じ、水を掘りあてることを諦めませんでした。
ケンシロウの力で水が出たのですが、ケンシロウが去った後ジャッカルたちが村に押し寄せてき、トヨは刺されてしまします。最後は子供を守り死んでいきました。
(感想) 荒れている『北斗の拳』の世界で、温かみのある人間は見ていてホッとしてきますね。弱者の強さが勝てる世界になれば…と、このトヨが登場したシーンは、そう思わずにはいられません。
【タキ】
トヨが面倒を見ている子供の一人。村の井戸掘りの手伝いをしてくれる人を探して、一人砂漠を歩き続けていました。そのため紫外線で目がやられ、一時的に視力を失ってしまいます。
訪れた町でバットとケンシロウと会い、村に連れて行きました。しかし、トヨに水を飲ますため隣の村に水を盗みに行った帰りにボウガンで胸を撃たれ死んでしまます。
(感想) トヨのために水を盗みに行き殺されてしまいます。心優しい少年。けれど、それをしなければ…と、どうしても思ってしまいます。
《牙一族》
牙族長を中心に一族での盗賊集団。手下は全て牙族長の息子たちで、彼らからは”おやじ”と呼ばれています。
また反対に”息子たち”と呼んで一族の絆を大切にしているが、自分が窮地に追いやられると、息子を捨てて逃げようとする一面も。
【牙族長】
マミヤの村を狙う盗賊集団、牙一族の族長。体が大きく、自分の体を鋼鉄と化す『華山角抵戯』の使い手です。一族は皆息子。
息子たちが殺され復讐するために、マミヤとアイリを人質に取り、ケンシロウとレイを闘わせます。しかしそれは失敗に終わり、ケンシロウと闘うことに。
『華山角抵戯』で鉄柱をも曲げてしまう体の牙族長でしたが、『大胸筋』を突かれ筋肉はぶよぶよになり防御力がなくなります。
最後はケンシロウの『岩山両斬波』で絶命しました。
(感想) 身体が大きく拳を持っている割には人質を取ったり、息子にたちに闘わせたりと人間が小さく感じました。また、一族だということですが、一体どれだけの息子たちがいるのでしょうか。凄い数でした。
【マダラ】
牙一族の中で最も獣っぽい男。見た目も野獣に近く、巨大な牙を持っています。
ケンシロウを見た途端、本能で死の香りに怯え騒ぎ出しました。
牙族長に戻るように言われるが、「きさまはすでに死んでいる」とケンシロウに言われえ、頭から裂け死亡。
(感想) 牙一族自体、獣っぽい印象があるのですが、このマダラはほぼ獣と言ってもいいのではないでしょうか。個人的には何となく好きな方のキャラです。(笑)
【ケマダ】
牙一族の幹部。(名前はアニメ版のものです)
自分たち一族の者が殺され、マミヤの弟コウを殺します。
最後はケンシロウの『北斗千手壊拳』を食らい余命5秒と言われ、「5秒なんて嫌……」と言ったところでレイに「では今死ね!!」とバラバラに切断され、その肉片は爆発してしまいました。
(感想) とても変な感じがしました。マミヤ側から見たら野蛮な敵ですが、この牙一族からしたら身内が殺され怒っている。どちらも立場が変わったら…一瞬何だか不思議な感じがしました。
【ゴジバ】
牙族長が言うには”息子の中で一番の切れ者”のゴジバ。(名前はアニメ版のものです)
ケンシロウに挑発的な態度で近づきますが、すぐさま連撃され爆死してしまいました。
(感想) 牙一族の中でも人間っぽい印象を受けました。(人間なのですが(笑))他の牙一族たちがあまりに獣に近い雰囲気があるからでしょうか…。
【コウ】
マミヤの弟。隣のオアシスに食糧交換に行ったところを牙一族に捕まってしまいました。
自身が捕まっても「みんなきちゃだめだ~っ!!」と誰にも迷惑をかけないよう叫びます。しかし無残にもマミヤや村人の前で殺されてしまいました。
15歳なのに勇敢な少年です。
(感想) コウはこのシーンだけの登場でしたが、とても勇敢で印象に残っています。本人の登場はここだけでしたが、形見となってしまったペンダントはこの後も登場しました。
《アミバの部下》
元南斗聖拳の修練者アミバ。トキに顔を叩かれ復讐としてトキになりすまします。偽北斗神拳を人で試したりと悪事に使います。
【ハブ】
アミバの副官。アミバの秘孔実験用の人間を手に入れる隊(木人形狩り隊)の隊長を務めています。小柄な男だが、常人をはるかに超える跳躍力で、俊敏な動きが可能となった『野猿牙殺拳』の使い手。
棒を使うハブはケンシロウに秘孔を突かれ手が棒から離れなくなり、棒に捕まったまま壁に打ち付けられました。
そしてケンシロウにトキ(アミバ)の元へと案内させられます。壁の向こうに気配を感じたアミバが投げたナイフは、ケンシロウが盾にしたハブに刺さり死亡。
(感想) 小柄で見かけもあまり強そうには見えませんでしたが、意外にもちょこまかと動いていて他のキャラとは一味違う印象を受けました。(笑)
【ギュウキ】
怪力で巨漢。ハブを腕に乗せアミバの実験用人間を探しています。ケンシロウと腕相撲をし、骨があり得ない方向へと折れてしまいます。ケンシロウに(腕が切断されなくて)”運がよかったな…”と言われました。
(感想) 腕が切断されたり、折れてしまうのは少しグロいなと思いましたが、まさかのテーブルにノコギリは斬新な発想で、ドキっとしました。
【ゲルツ】
(名前はアニメ版のものです)トキ(アミバ)に秘孔を突かれ、”今日までの命だ”と暴れる男。ケンシロウにも絡んでいきました。ケンシロウが片手で大男を持ち上げ秘孔が突けることがわかると、男は大人しくなり『奇跡の村』のことを話始めます。
話が終わりケンシロウに助けを求めますが、突然口が開き口は上下に裂け死亡。
(感想) それまで鬼の形相で暴れていたのに、ケンシロウが”教えてくれ”と言うと「うんうん」と大人しくなった姿が可愛かったです。(笑)『北斗の拳』を普段読んでいて、なかなか生まれてこない感情でした。
【元ヘビー級チャンプ】
パンチは時速200㌔、1トンの岩をも砕く男。ハブに連れられアミバの元へ。手を後ろに鎖でしばられていましたが、引きちぎりアミバの部下一人を殴ります。
この男はアミバを倒すためにわざと捕まり、アミバの前へとやってきました。しかしアミバに秘孔を突かれ動けなくなり、人体実験へ。肩の秘孔を突かれ破裂し死亡。
(感想) 正義感のあるキャラでしたが、殺されてしまいます。残念なことですが、こういうシーンもアミバ編を盛り上げる要素になるんだろうなと思いました。
《ジャギ編》
北斗神拳伝承者候補の一人だったジャギ。ケンシロウの名を騙り暴虐の限りを尽くします。
【のこぎりを引かせる男】
ジャギの銅像を前に民を地面に顔だけ出して埋め、”あのお方の名をいってみろおーっ!!“
と言い、言えないと別の民にのこぎりを引かせようとします。
のこぎりが引けないとハンマーで殴り殺してしまいました。そこにケンシロウが現れ、「これでひくのか?」とケンシロウは言うと、のこぎりを持つとこの男の頭にのこぎりを落とし、男は刺さったまま絶命。
(感想) 個人的には強く印象に残りました。(名前はあるのかわかりませんが)
野盗たちが民に民を殺させるシーンは他にもあるのですが、そのうちの一つです。
【あにきと呼ばれる男】
ジャギから奪い取った技と、北斗神拳を披露しようとしますがケンシロウに相手にされず
。埋まっている民を助けているケンシロウに向かっていきますが、肘打ちを喰らいます。
最後はケンシロウに地面に埋められ、のこぎりは民に渡されてどうなったのかは…わかりません。
(感想) この後この男がどうなったかが非常に気になるところです。
【アコ/アキ】
足が不自由な兄マコと、兄思いなアキ。弟アキが献身的に兄を助ける姿がジャギの怒りを買い、アキは砂漠に足枷を付けられて放置されてしまいます。ケンシロウに出会いますが、死んでしまいました。
マコはジャキがケンシロウの名を騙っていたため、ケンシロウに怒り矢を放ちます。ケンシロウはこの怒りをしっかり受け止めました。
(感想) 『北斗の拳』には多くの子供たちが登場します。ジャギじゃないですが、どこかケンシロウと似た目をしている、そんな印象を受けました。
《カサンドラ監獄》《拳王軍編》
トキが幽閉されていた監獄で、鬼の鳴き声が聞こえるような街カサンドラ、別名『鬼の哭く街』。拳法の奥義を強奪された者たちが収容されている施設です。
【ザコル】
ウイグルの部下で処刑部隊の隊長。トキの情報を探しているマミヤを殺そうとします。マミヤの腕を背に回し、骨がきしむ音を聞きながら殺そうとする悪趣味な男。
しかし、そこはマミヤがケンシロウとレイとの合流場所だったため、ケンシロウたちが現れ部下たちは逃げてしまいました。マミヤを人質に取ったザコルだけが残されてしまいます。
ケンシロウに秘孔を突かれ“殺さないで”と悲願すると、ケンシロウは”殺しはせん 数時間寝ていてもらおうか”と言い、ザコルは悪態をつき直後気絶しました。
(感想) 運がいいのか悪いのか・・・(笑) ケンシロウとの待ち合わせ場所に居合わせてしまう運の悪さと、殺されなかったという運の良さ、非常に極端な運の持ち主です。
【ウイグル獄長】
カサンドラ監獄の獄長。巨漢な男で”不落のカサンドラ伝説はこ自身の伝説でもある”という。
ケンシロウを『蒙古覇極道』で一瞬失神まで追い込むも、起き上がったケンシロウに『北斗鋼裂把』で肩の筋を引き裂かれてしまいます。
最後は『北斗百裂拳』で、大きな身体が小さな墓に収まるぐらいにまで縮んでいき死亡します。が、執念でまた起き上がり”会わせてはならぬ”と言い、絶命しました。
(感想) 執念が凄い! 死しても尚警告をするという執念。ケンシロウに倒されましたが、個人的には主要キャラ級の一人だと思っています。
【ライガ/フウガ】
カサンドラの獄門を守る双子の衛士でミツという弟がいます。ウイグル獄長にミツを人質に取られ、またウイグルに敵わないため衛士に成り下がっていました。
ライガとフウガは『二神風雷拳』を使い、この拳は二身一体で、同じ血、筋肉、感性を持つ者のみが修得可能な拳法です。
ケンシロウがウイグル獄長を倒したことによって、弟ミツと会うことが出来ましたが、拳王親衛隊によってトキへと続く道が巨石で塞がれてしまいそうになりました。
その時、ライガとフウガは巨石を支え道を確保します。そこを拳王親衛隊の二人になぶられ続け、最後は胸に槍を突きさされ岩を支えたまま絶命します。
(感想) 最初は敵側にいるけど、実は敵ではないというキャラ、かなり好きです。敵側にいなければいけなかった理由があり、実はとんでもなく良いヤツだったりするんですよね、漫画あるあるだと思います。(笑)
【ザルカ/カシム】
拳王親衛隊。頭にターバンを巻き剣を持っています。ライガとフウガを殺した二人。
ザルカは首長処刑刀術で刀を振り回してケンシロウに挑むも、刀を奪われ顔面を刺され死亡。
カシムは、トキの替え玉を使いケンシロウとトキの再会を阻止しようとしますが、替え玉が刀を軽く突いただけで逃げ出そうとしたので真っ二つに切ってしまいます。
そして刀をケンシロウに向けますが、秘孔を突かれトキの居場所を勝手に指差しし、最後は爆発してしまいました。
(感想) 最初の登場がドーンと現れただけに、実際は思ったより強くないなという印象を受けました。
【シーカー】
拳王偵察隊の一員。岩に張り付きヤモリのよう、異常に長い舌を持つ爬虫類のような男です。
暗視ゴーグルを装着しているのが特徴。
マミヤが一人の時に舌を出して襲い掛かるが、ケンシロウが上から踏みつけ舌を嚙み切ってしまいます。
そして棍棒でケンシロウに襲い掛かるも反対に取られてしまい、ケンシロウに滅多打ちにされ殺されてしまいました。
(感想) 時々、人間離れした者が登場するのも『北斗の拳』の面白さだと思います。服もヤモリの尻尾のように長くカールしているのが特徴だったりと、人間だけど”~ぽい”というキャラです。
【でかいババア】
拳王の部下。とにかく大きい。老婆の恰好をして小屋で待ち伏せしていました。ケンシロウ一行が休憩で立ち寄った時に毒入りの水で殺そうとします。
しかし、正体がわかっていたケンシロウに「その水のんでみろ」と言われ、返答に困り正体を現しますが、ケンシロウに蹴り倒されてしまいました
(感想) このキャラも個人的には好きです。思わず、”なんでこんなに巨大なおばあさん!?”と突っ込みたくなります。(笑)
【ガロン】
拳王親衛隊を率いる隊長で、各地の村々を襲撃し、マミの村にも現れました。
ガソリンを飲み2本の剣から出る火花で発火させ、口から火を噴き出す『火闘術』を使います。
レイの『南斗水鳥拳』で真空波で腹を切られ、体内から漏れたガソリンが引火し爆死しました。
(感想) このガロンが登場したシーンは、かなり印象深かったです。ガロン云々というより、熱せられた台が怖くて…。そこに迷うことなく向かっていったリンが印象的でした。
【棍棒を使う男】
ケンシロウとラオウの元へと急ぐトキとマミアの前に現れた『烈闘破鋼棍』という2本の棍棒を使う技で攻撃する男。
しかしトキの柔の拳の前では何もならず。トキに腕を触れられただけでその腕は背中と顔にくっついてしまい、そのままトキたちは去って行ってしまいました。
(感想) 数多くいる大男の中でもこの男の顔は特に怖い顔をしているなと思いました。(笑)
【狗法眼ガルフ】
ラオウとケンシロウが相打ちになり、ラオウが行方不明になった後ラオウの霊薬を作っていたメディスンシティーを占拠します。
「犬こそ法律」と生類憐みの令に似た悪法を作り、人々を苦しめていました。棘のついた首輪で人を使った輪投げをします。
マミヤも捕まり処刑されそうになりますが、ケンシロウとレイに助けられました。最後はケンシロウに秘孔を突かれ爆死。死亡する直前に愛犬に助けを求めますがおしっこをかけられてしまいます。
(感想) 正直、動物に優しい心を持てるならば、人にも持てるのでは?と思いました。
《ユダ編》
南斗六聖拳「妖星」の男ユダ。美と知略を誇るナルシストで裏切りの宿命を背負っています。
マミヤやレイがユダと関わりがありました。
【ダガール】
ユダの副官ダガール。片目に眼帯をし、西洋風の軍服を着ています。南斗108派のうちユダ配下である23派の一人。南斗聖拳の使い手。
ユダの留守を任されたダガールは、たどり着いた余命僅かのレイをあざ笑います。それはケンシロウの怒りを買いました。
経絡秘孔頸中から下扶突を突かれ、レイと同じ苦しみを味わうことに。そして助けてほしくてユダの行き先を漏らしてしまいます。
その後も痛みで暴れるダガール。そこに出かけたはずのユダが現れ裏切られたと気づきます。ユダに襲い掛かるも『南斗紅鶴拳』で体を真っ二つにされ死亡しました。
(感想) 最初は口調が丁寧で、余裕があるように見えただけに、最後の方の醜態をさらすさまが情けなく見えました。
【コマク】
ユダの腹心で猿のような男。小柄で丸い色眼鏡をかけている。主に諜報・謀略活動をしています。ユダとレイが闘っている時にユダの計画を実行するため、上流のダムを結界させてレイの動きを封じようとしました。
そして水に毒を仕込んで村を全滅させようとしたところにケンシロウが現れます。コマクはケンシロウに蹴られて持っていた毒の便を口に食わえせさせられました。
吐き出そうとして手を口に入れたところをケンシロウに蹴られ、自分の手ごと喉を突き破って絶命します。
(感想) コマクを見るとハブが過ります。大きさが似ているからでしょうか。何となく似ている感じがしませんか? (笑)
《サウザー編》
南斗六聖拳「将星」のサウザー。自らを『聖帝』と名乗り『聖帝十字陵』の建立を押し進めました。
【ブル】
聖帝軍の隊長。(名前はアニメ版のものです) 連れて行かれそうになった子供たちを助けたケンシロウ。しかしその周りをブルたちが囲みます。
そこへ突如現れたシュウに南斗聖拳で倒されました。
(感想) 同じ敵キャラでも軍の隊長なので、野盗のモヒカン頭の敵などとはだいぶイメージが違います。
【火炎放射器を持った男】
「聖帝様の御視察だ~っ!!」と火炎放射器を持つ男。モヒカンでサングラスを掛けています。
“汚物は消毒だ”が口癖のよう。(笑)
最後はケンシロウに火炎放射器を奪われ、「汚物は消毒すべきだな」と放射されて火だるまになってしまいました。
(感想) この”汚物は消毒だ~”も、”ひでぶ”に並ぶ『北斗の拳』名言の一つではないでしょうか。案外出番は一瞬でも、セリフは膨大になることありますよね。
【べジ/ギジ】
(名前はアニメでつけられました) サウザーの部下で『南斗双斬拳』の使い手の2人組。
ケンシロウを二人で間に挟み、掛け声と共に2本(計4本)の剣を投げ合いながら間合いを詰めていきます。
ケンシロウまでの距離が近くなり剣を振りかざしますが、ケンシロウに児鳩胸を突かれた二人は距離感を失い、お互いに投げた剣を受けそこなって刺さり絶命しました。
(感想) よく二人で同時攻撃するタイプは兄弟だったりしますが、この二人も兄弟なのでしょうか。
【ベルガ】
聖帝正規軍の指揮官。村人を襲っていたところにケンシロウとシュウが現れます。ベルガを残し全て倒したケンシロウ。
最後の一人になったベルガはシュウの南斗白鷺拳で刻まれてしまいました。
(感想) 正直このシーンは、よくあるよくいるモヒカン集団の成れの果てだと思いました。(笑)
【シバ】
シュウの息子。ケンシロウが一度サウザーに敗れ囚われてしまった時に、シバが助けに入ります。ケンシロウを肩に担ぎ街はずれを歩きますが、ケンシロウは重症でそれ以上歩けません。
直ぐに追手が迫ってきました。シバは自ら囮になります。止めるケンシロウでしたが、敵の真ん中まで行くとダイナマイトに火をつけ自爆し、ケンシロウを救いました。
(感想) シュウはシバに「仁星」の宿命を背負わせないため、南斗白鷺拳を伝授しませんでした。けれどケンシロウを救うためシバは命を落とします。
そんなシバにも「仁星」の血が流れていたことを誇りに思うシュウを見て、少し切なくなりました。
“中には「それ脇役じゃなくて主要キャラじゃない?」なんてキャラもいるとは思いますが、ご了承ください。(笑)”
【まとめ】
『脇役キャラ』にスポットを当ててみました。実にたくさんのキャラが『北斗の拳』には登場していることがわかりましたね。
これで全てのキャラではありません。ちょいっとしか登場しないキャラや名前がないキャラなどを入れたら、まだまだたくさんのキャラが登場します。
よくよく考えると凄いことですよね。全ての登場人物に、意味や役割があるのですから…。そう思うとワクワクしてきませんか?
この『北斗の拳』の世界でこのキャラはどう生きてきたのだろう・・・とか考えだすと、想像が止まりません。(笑)
また機会がありましたら一人ひとりのキャラに注目して考察していきたいと思います!!
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