北斗の拳『GOLAN編』|ケンシロウの前に現れた男は超能力者!?

~編

強い男たちが拳を重ねる『北斗の拳』。宿命の元に生き、闘う男たち以外にも、拘った思想を持ち生きた男たちがいます。

そんな男たちが登場するのが『GOLAN編』

“歪んだ愛”と言う言葉があるように、”歪んだ思想”を持った男たちも元は信念を持った立派な軍人でした。一体何が彼たちを変えたのか!?

男たちの思想や、背景、強さなどについて考察していきたいと思います。

また『GOLAN編』で繰り出された技、名言にも触れていきましょう!!

それでは気になる『GOLAN編』を徹底調査です!!

GORAN編とは?

最初にGOLAN編についてみていきたいと思います。

“GOLAN編”とは、カーネルが総師となり創り出した神の国『ゴッドランド』が舞台になっています。

《あらすじ》

シンとの闘いの後、ケンシロウとバットはオアシスがあり活気のある村へと辿り着きました。人々が行き交い賑わう中、ある店で大男が大暴れをしているところに出くわします。バットは食料を入手するため、店主に交渉し大男を倒すことを約束しました。

ケンシロウが倒し、約束通りに店主から食料を受け取ります。その時、突然壁に穴が開き三人の男が入ってきました。「女は?」と聞く口髭を生やした男。「あいにく今日は…」と店主が答えると男は去って行き、バットは気になりその男の後を追いました。すると、その男たちのトラックの荷台にはたくさんの女、子供が乗っていてその中にはリンの姿も!

急いでケンシロウに伝えるバット。そのトラックの前にたくさんの男たちが集まっていました。妻や恋人を取り返しに来た男たち。攻撃するもあっさりと口髭の男たちに殺されてしまします。ケンシロウもその場に着き、口髭の男と対峙し…

この男たちは何者で、どこから来たのか!? ケンシロウが突き止める・・・!?

《登場人物》

次にGOLAN編ではどんな人物が登場したのかみていきましょう。

【名前】【初登場】【備考】
少佐第11話ピアノ線のような凶器を使用
マッド軍曹(マッドサージ)第13話ニードルナイフを使用
大佐(カーネル)第15話南斗無音拳の達人・ブーメラン型の刀なども使用

政治家や企業家たちの腐敗を目の当たりにしたカーネル。戦争が起き、強靭な肉体を持つカーネルは核戦争で生き残ると、自分たちのことを「神はわれわれを選んだのだ!!」と言い、自身が総師になり『神の国ゴッドランド』を建国しました。

登場人物をざっくりと紹介!

【少佐】

容姿:兵は皆同じ格好で同じように見える中、少佐は口髭を生やしています。

ゴッドランドの優秀な子孫を残すため、女性たちを拉致。歯向かう者には首や体にピアノ線のような凶器を絡めて切断。リンも拉致されてしまいます。最後はケンシロウに両腕が左右に拡がる秘孔を突かれ、握っていたピアノ線を首に巻かれて自分で首を切断して死亡しました。

【マッド軍曹】

容姿:ガタイが良く大きい。口髭が上向きに生えています。

ゴッドランドの兵士の育成を担当しています。ゲリラ戦を得意とする下士官。セリフからも「倒したらすぐ指す!! それが鉄則だ!!」と容赦ない様子がわかります。ナイフの名手で、ケンシロウとの闘いでは、特殊工作で使うニードルナイフを投げてケンシロウの体から全身の血を噴き出させようとしましたが、ケンシロウには通用せず。

【カーネル】

容姿:両頬に傷があり、右眼には眼帯を付けています。

ゴッドランドの総帥。マッド軍曹はカーネルのことを「超能力者」だとケンシロウに言いました。南斗無音拳の達人で、他にも殺人技を身に付けています。またブーメラン型の刀なども使用。

ケンシロウとの闘いで最初はケンシロウの背後を取ったり技を仕掛けたりして優勢に見られたが、北斗神拳の前では敵わず。最後は秘孔「瞳明」を突かれ『北斗壊骨拳』を食らい死亡。

ちなみに『大佐』と書いて『カーネル』と読み、キャラクターの個人名は作中で明かされていません。

《GOLAN編では他にもこんなキャラが登場します!》

【大男】

ケンシロウとバットが活気のある街に着くと、一人の大男が店で暴れていました。そこでバットは店主に”「食料二日分」で大男をやっつける”と交渉します。そこでケンシロウが大男を止めることに。『北斗鋼筋分断脚』で大男の筋力を働ける分だけ残して大人しくさせました。

【リマ】

少佐に捕まり運ばれているリンを偶然見たバット。そこにはリンと同じぐらいの少女、リマも乗っていました。そこにさらわれた女性の旦那や親が助けに来ます。しかし少佐たちにより次々と殺され…リマの父親も目の前で少佐によって殺害されてしまいました。

【兄弟】

マッド軍曹の元で訓練をしていた兄弟。二人はナイフを持った闘いをさせられ、兄が弟を投げ飛ばし倒しました。そこへマッド軍曹が来て「なにをしている…殺せ」と兄に言います。「え!?こ…これは訓練じゃないんですか」と戸惑う兄。マッド軍曹は手にナイフを持っている兄の手を握り、そのまま弟に突き刺してしまいました。

【将軍】

核戦争前のカーネルの上官。利益確保のために核のボタンを押し自滅しました。カーネルの回想で登場します。

《感想》

一人ひとりの登場シーンは少ししかありませんが、結構濃い人物たちが登場したのではないかと思います。というのも個人的にですが、この『GOLAN編』は、北斗の拳の中で何となく異色な感じがするのです。

ケンシロウを取り巻く事が多いストーリーの中で、ちょっと別角度から見た『北斗の拳の世界』が垣間見えたような気がしました。特に注目したいのが、カーネルの回想シーンです。一人の人間の生き様や感情がよく表れているシーンだなと思いました。

だからなのか、毎回このシーンを読むときは何となく新鮮なような、特別なような、そんな気分になります。(笑)

カーネルがゴッドランドを設立した理由とは?

なぜ、カーネルが狂気じみた『神の国(ゴッドランド)』を建国したのか、気になる理由についてみていきたいと思います。

カーネルが『神の国(ゴッドランド)』を建国したわけ・・・それはズバリ・・・

優秀な民族、同じ思想で統一された民族の国を創りたかったから!!

カーネルは自らを『神に選ばれし人間』と信じ、『神の国(ゴッドランド)』を創ったのです。このような思想に至るにはこんな経緯がありました。

カーネルは元々、精密な戦闘機械の集団『レッドベレー』であり高潔な軍人で、彼らは信念と国家に対する忠誠を持っていました。

ある時、カーネルが将軍の邸に意見具申に出かけたときです。将軍たちは酒に酔い、カーネルの頭上に酒をかけた上に部隊をバカにし、「ミサイルのボタンを押す わしの指一本にはかなうまい!」と高笑いしました。

その場には政府の高官や企業家たちなど国を動かしている者たちがいて、軍人を支配し命令するやつらの実体だった…と言い、カーネルは「われわれの命がけの訓練は あんなクサったブタどもへの忠誠では断じてない!!」と怒りを露わにしました。

その者たちが利益確保のために核ボタンのスイッチを押したことによりすべては滅びてしまいます。カーネールたちは鍛えていたおかげで生き残り、「神はわれわれを選んだのだ!!」と考え『神の国(ゴッドランド)』を創りました。

《感想&考察》 カーネルが創った『ゴッドランド』は狂気じみていますが、実は過去にカーネル自身、理不尽、屈辱的な目にあっていたんですね。

そりゃそうです。命を懸けて信念、忠誠心を持って働いてきたのに、こんな上官だったら何のためにやっているのかわからなくなってしまいます。頭にもきますしね。またこんな上官が滅んで自分が生き残ったら、”神に選ばれた”と勘違いし、理想の国を創ってしまったカーネルの気持ちもわかるような気がしてきます。

しかしカーネルのやりたかったこと” 優秀な民族、同じ思想で統一された民族の国”はやはり狂気じみていますよね。それをやることで結局は自分たちが周りから悪の集団に見られ内容は違っても将軍の立ち位置と変わらなくなってしまったのでは?と思いました。

カーネルは超能力者?

あのお方は超能力者だ!!」 マッド軍曹が言ったこの意味とは? カーネルは超能力者なのか、調査していきたいと思います。

ケンシロウと闘ったマッド軍曹。ケンシロウにカーネルの居場所を教えろと言われ、殺されかけていたマッド軍曹はカーネルの居場所を口にします。続けて「だ…だがな おれは倒せてもあのお方は倒せん あのお方は超能力者だ!!」と言いました。カーネルが超能力者…、それは一体どういう意味なのか。

《ストーリー》

ケンシロウはカーネルへと向かう扉を開きます。そこには巨大な武装をした像が並んでいました。すると一人の警備兵がケンシロウ目掛けて攻撃。難なく撃退します。その時です。 「よくぞ警備兵の潜んでいた像をみぬいたな」ケンシロウの背後から声がしました。

驚きケンシロウが振り向くと、そこにカーネル姿が! 「かつて知らぬ間にこれほど近くまで獲物に接近を許したことはない」とケンシロウは言います。そして闘いが始まり…

カーネルはブーメラン型の刀を2つケンシロウ目掛けて投げました。瞬時にカーネルの後ろに回るケンシロウ。が! 何故かカーネルの投げた刀がケンシロウの膝を斬ります。「フ……おれにはおまえの動きをよむことができる おまえがどう動くかそれすら前もってな!!」と言うカーネル。ケンシロウの脳裏に”大佐は超能力者だ”と言ったマッド軍曹の言葉が過りました。

そして再び刀を投げたカーネル。ケンシロウは目を瞑り音を聞き刀を折ります。『北斗神拳空極流舞』。そしてすべての刀を破壊。 カーネルはケンシロウが北斗神拳を使うことを知ると、自分は世界最高の殺人拳『南斗無音拳』を使い手だと言いました。

カーネルはケンシロウの蹴りを「きさまの動きはすべてよめるといったはずだ」と見事に避けます。しかし、それは闘う相手の目と筋肉の微妙な動きで先をよんでいることがケンシロウによりわかりました。ケンシロウが気配を消して闘うと、カーネルの攻撃は避けられケンシロウに連打されてしまいます。

【結果】

カーネルが超能力者だと言われた理由、それは・・・

“カーネルが世界最高の殺人拳『南斗無音拳』の使い手闘う相手の目と筋肉の微妙な動きで先をよんでいたから!!”

普通の強さではなかったということです。ケンシロウにも「たしかにきさまはずばぬけた能力の持ち主ではあるが しょせん20~30年の訓練の成果でしかない」と言われています。

また、『南斗無音拳』が世界最高の殺人拳だとしても、それ以上に『北斗神拳』(暗殺拳)を身に付けたケンシロウには敵わないということです。

しかし、元々精密な戦闘機械の集団『レッドベレー』の軍人だったカーネルが『南斗無音拳』の使い手だったのは驚きでしたね。

《感想》 この後に次々と登場するキャラたちを思うと、南斗無音拳が最高の殺人拳だとは言えないような…それとも他の南斗六聖拳のように極めると最強になるのだろうか…ふとそんな疑問が過りました。(笑)

カーネル・マッド軍曹の強さ

ここではカーネルとマッド軍曹の強さについて触れてみたいと思います。

カーネルの強さ

カーネル:世界最高の殺人拳『南斗無音拳』の使い手。かなりの強さを持ち、部下からは”超能力者” (相手の目や筋肉の微妙な動きから先を見ることができる)と言われ、『神の国(ゴッドランド)』を創る。

使用した武器:ブーメラン型の刀、鋭利な歯の爪など

ケンシロウと対決:最初は優勢に闘うが北斗神拳を前にして敗れる

上記でも書きましたが、カーネルは『南斗無音拳』の使い手。ケンシロウとの闘いでは敗れましたが、カーネル曰く『南斗無音拳』は世界最高の殺人拳だという。

ケンシロウにずばぬけた能力の持ち主と言わせたカーネルの強さは本物でしょう。しかし、それはケンシロウたち以外での話。南斗や北斗を極めた者たちからしたら、カーネルの強さはそう大したことはないのかもしれません。

マッド軍曹の強さ

マッド軍曹:GOLANのゲリラ戦を得意とする下士官。兵士の統率と育成を担当している。ナイフの名手。

使用した武器:ニードルナイフ、ナイフ

ケンシロウとの対決:ニードルナイフを使うもケンシロウには通用せず。”訓練の成果を発揮せよ”と兵たちにケンシロウと闘わせる。全く敵わない兵士たちに変わり、今度はナイフを持ちケンシロウと闘う。マッド軍曹はナイフを一秒間に10回突き刺すことができる。しかしケンシロウに秘孔を突かれ身体の自由を奪われ、最後は殺されたことにも気づかずに腹に穴が開き死亡。

マッド軍曹は見た目はとても強そうに見えますが、実際の実力は大したことありません。兵士たちからすれば凄いのかもしれませんが、”普通の人より鍛え上げている”と言えばそれまでのような気がします。

《感想》 『北斗の拳』の中で、カーネルもマッド軍曹も強いキャラというわけではありませんが、個性が強く変わっていて、強さ関係なく個人的にはけっこう好きかも…です。(笑) 『北斗の拳』の世界の住人として、こういうキャラは胸が熱くなってきませんか? (笑)

GORAN編で出た技とは?

ここでは『GOLAN編』で繰り出された技についてみていきたいと思います!

  • 北斗鋼筋分断脚』(ごうきんぶんだんきゃく)

相手の上腕を蹴り、さらに顔の左側面を軽く蹴り秘孔を突く (Wikipedia参考)

ケンシロウとバットが寄ったオアシスの村で大暴れをしていた大男。バットが食料を確保するため店主と交渉し、ケンシロウが闘い『北斗鋼筋分断脚』で働くだけの筋力を残して大人しくさせました。

  • 北斗神拳の奥義のひとつ 経絡秘孔、明見 全身の機能をくるわせ自在に操る』

この技は少佐に使われました。ケンシロウは闘いの最中に秘孔を突き、動けなくなった少佐の体。ケンシロウは少佐の首にピアノ線を蒔くと、両手にピアノ線を握っていて少佐の腕は左右へと拡がっていきます。最後は自身の手で首を切断する形に。

  • 北斗神拳空極流舞』(くうきょくりゅうぶ)

北斗神拳の技。流れるような動きで跳躍し、敵の攻撃を躱す (Wikipedia参考)

カーネルとの闘いで使用されました。一度目は膝に食らってしまったケンシロウ。二度目は4つのブーメランを投げてきたカーネルでしたがケンシロウは躱し、破壊しました。

  • 北斗壊骨拳』(かいこつけん)

眉間の秘孔を突き、突かれた相手は全身の骨を肉体から飛び出させて死亡する (Wikipedia参考)

カーネルとケンシロウの闘いで出された技。ケンシロウはカーネルを攻撃の際、瞳明を突き目を見えなくしました。暗闇に怯えるカーネルの眉間を突きます。この『北斗壊骨拳』によりカーネルは死亡。

【感想&考察】 上記には書きませんでしたが(わからなかったので…苦笑)、マッド軍曹がケンシロウに敗れたときにも後頭部付近の秘孔を突かれています。(おそらく…) これによりマッド軍曹は体の自由が効かなくなり背面から水槽に倒れてしまいました。

ケンシロウは顔を水槽に付け、カーネルの居場所を問います。マッド軍曹がカーネルの居場所を吐くと、ケンシロウは水槽を蹴って水を抜きました。再び立ち上がり威勢のいいマッド軍曹。しかしケンシロウに”殺されたことに気づかなかったようだな…”と言われるとマッド軍曹の腹部に大きな穴が開きました。

個人的に、これは秘孔を突かれたのではないかと思っています。ただ名前がわかりませんでした。すみません(苦笑)

GORAN編で生まれた名言

『GOLAN編』ではどんな名言があるのでしょうか。その中から特に印象に残った3つの名言をご紹介したいと思います。

『死にたくなければやめておけ おまえらとおれとでは格がちがいすぎる』ケンシロウ

(漫画『北斗の拳』<究極版>2巻14話)

マッド軍曹に言われ、兵たちがケンシロウと対峙した時のセリフです。これぞケンシロウだからこそ言えるセリフでしょう。サラッと言えちゃうケンシロウがカッコよすぎますね。言葉通りに、大勢が様々な武器を持って一斉にケンシロウに飛び掛かりましたが、圧倒的強さで次々と蹴散らしていきました。

『か…神はおれを見捨てなかった!!』カーネル

(漫画『北斗の拳』<究極版>2巻16話)

ケンシロウとの闘いで追い詰められたカーネル。その時リンが、「あ…あ あたしも戦う!!」とケンシロウの元へと駆け寄ろうとしました。その場を見逃さなかったカーネルはこのセリフを心の中で言い、リンに向けて槍を投げます。しかしケンシロウが槍を止め、リンに刺さることはありませんでした。

神は見捨てなかった” この言葉ってピンチから救われる時に使われることが多いですよね。今まで良心ある立場からしか考えたことがなかったのですが、こうしてカーネルが言うと悪党側から見ても救われるって感情があるんだなと改めて思いました。きっとこの後、良心ある立場だったら感謝し、悪党はチャンスだとまた悪さをする、この違いなのでしょう。

『後悔するはずはない……』ケンシロウ

(漫画『北斗の拳』<究極版>2巻16話)

リンを庇ったことでケガをしたケンシロウ。駆け寄り泣きじゃくるリンを抱きしめながらケンシロウはこの言葉をつぶやきました。

カーネルはケンシロウにトドメを刺された時に、”きさまほどの力があったらなんでも可能”、自分が目指したGODLANDの建設などもできたのにこんなことに後悔しないのか…と問いました。それに対しての答えをリンを抱きしめながら言ったのです。ケンシロウにとって、カーネルが目指したことよりも、リンのような哀しい思いをする人間を作らない、改めてそう思ったのだと思いました。

【まとめ】

『GOLAN編』では、カーネルやマッド軍曹が登場しました。核戦争後、自身たちが生き残ったのを”神に選ばれし人間”とし、優秀な民族、同じ思想で統一された民族の国『ゴッドランド』を建国します。それは過去に上官たちの腐敗の実体を目の当たりにして幻滅、そしてこのような思想に至りました。

カーネルたちは強敵ではありませんでしたが、特別な思想を持つキャラとして『北斗の拳』のキャラたちの中でもかなり目立つキャラだったのではないでしょうか。

『GOLAN編』は『北斗の拳11話~16話』に登場します☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました